人は簡単には変われない
皆さんは、「変わりたい」と思ったことはあるでしょうか。現状維持ではなく、今よりもっと成長したいと思う人もいるでしょう。実際、変わるというテーマについて自己啓発系の本は数多く出版されています。そして、それらの書籍では前向きな意見が書いてあることでしょう。
しかし、「明日から変わる」「次こそは、、、」という決意をしても普通は変わることはできません。
今までの経験を思い出してみてほしいのですが、外出の際に忘れ物に気をつけよう!と思った途端に忘れ物がなくなった人はいるでしょうか。おそらくいないと思います。早起きもいい例です。明日から早く起きようといくら思っていても実際に実行できる人は少ないはずです。
人が変わるにはそれ相応のきっかけと、そのモチベーションを維持したまま継続する習慣が必要です。
今回の記事では、「変わる」というテーマについて、できる限り具体的に深堀りしていきます。
目次
きっかけ
ここでいうきっかけとは、大きな失敗や人に否定されるような出来事を指します。主にマイナスな出来事ですね。ここで大事なのは、その経験をしたときに感じたこと、情景を忘れないことです。どれだけ衝撃的な経験をしても、時間が経つにつれ、忘れていってしまいます。そこまで強い思いでなければ、一晩寝て翌朝起きたら忘れているかもしれません。
ですので、悔しい気持ちになる経験をしたら、そのときの感情を紙に記録しておくことをおすすめします。誰かに見せるわけでもないので、思いっきり感情を書き殴って下さい。書いたものを定期的に見返すことで、当時の気持ちを思い出すことができ、モチベーションの維持に繋がります。
また、自分の理想とする状態をスローガンのような感じで言語化しておくのもよいでしょう。これをすることで、ゴール、指標が明確になります。
継続する習慣
きっかけがあったとしても思っているだけでは、同じ失敗を繰り返すだけです。成長するためには、具体的に何をやるかを決めて、継続的にやることが必要不可欠です。
例を挙げます。休日に友人と遊ぶ約束をしていたのに昼まで寝てしまい、遊びに行けなかったことを後悔しているとします。きっかけを紙に書くとしたら、友達への申し訳無さや自分を攻める気持ちを書くことになるでしょう。
ここで、改善するための具体的な行動を考えてみます。上記の事例であれば、一例ですが、目標の起床時間を決めて、達成を○✕で評価するというのが思いつきそうです。
具体的な行動に移すことで、成長を実感できますし、実際に改善に向かっていくはずです。
もちろん、特定の行動を習慣化するためには、習慣化の知識やノウハウが最低限必要だと思います。紙に書いたきっかけを見返すことで、多少はモチベーションの維持が可能だと思いますが、やはり毎日行動をすることで、自分で成長を実感しないと、まあいいかと思ってそのままいつも通りの生活に戻ってしまうのではないでしょうか。このため、習慣化についてある程度学ぶことをおすすめします。
まとめ
衝撃的なきっかけと、改善するための行動の2つが伴って初めて、人は変われる。これが私の主張ですが、私自身、変わったと自信を持って言えるほど知識や経験はありません。また、どの程度何をしたら、人は変われるのかという明確な基準が存在するわけではないですし、そもそも、「変わる」という表現がかなり曖昧なものです。
皆さんは今回の記事を読んでどう思いましたか?
この記事が皆さんの考えるきっかけになれば幸いです。それでは。
本に線を引きながら読むの、意味ないからやめませんか?
皆さんは、本の重要な箇所に線を引きながら読んだことありますか?学生のときに国語の授業でやったことがあるという人もいると思います。私は、本に線を引きながら読むということをなんとなく”良いこと”だと思っていたのですが、改めて考えてみると、「やる意味なくない?」という結論に辿り着きました。今回は、その理由を説明していきます。
目次
<線を引いても見返すことはほぼない>
まず、皆さんに聞きたいのですが、一度読み終わった本を期間をおいて読み返したことがある人はいますか?おそらく、ほとんどいないのではないかと思います。基本的に一度「読了」した本は読み返さないというのは、一般的な認識なのではないでしょうか。
もちろんここで言う読み返すというのは、すべての内容に目を通すという意味ではなく、気になったページを見返すということも含めますが、それを加味してもやっている人はほとんどいないというのが、私の見解です。
娯楽目的ではなく、学習目的で本を読む場合、到達点、ゴールは本から知識を得て、行動(実践)することです。
であれば、1回目の読書で興味のある箇所はすべて読み終わっているはずですし、自分が実践すべきことも理解できているはずです。実際にそうであるかは置いといて、少なくとも理論上はそうなりますし、無意識的にそう思っているからこそ本を読み返す人は少ないんじゃないかと思います。
では、1回読んだだけで内容を完璧に理解できるかというと、そうとも限らないわけです。人の記憶は曖昧なので、内容を定着させるためには、勉強でよく言われることですが、期間を空けて復習することが必須なのですが、多くの人はやっていません。私は本を読み返すという形での復習はしていませんが、後述する方法によって、本の内容を見返しています。
<線を引くよりもおすすめの方法>
重要な箇所に線を引くという行動を言い換えると、特定の文章が重要かどうか見極めて、それを記録、記憶することであると言えます。記録や記憶が目的ならば、定期的に振り返るべきですが、前述の通り、多くの人は本を読み返して線を引いた箇所を確認するという作業をやることはありません。
ここで私がおすすめしたいのが、読書ノートや読書記録をつけることです。紙でも電子でも形式は何でも良いと思いますが、ポイントは情報を集約できることです。情報を1つの場所に集約することで後からそれを見返すだけで内容の復習ができます。具体的に記録する内容としては、
- 本から学んだこと
- 得た知識をどうやって実生活で活用するか
- (お好みで)作者、出版社、読んだ日付
のようなことについて記録していくと良いと思います。本の内容をそのまま写すだけでも記録としては十分効果的だと思いますが、それに加えて自分がどう思ったかということまで書くと自分の言葉で表現をする練習にもなりますね。
読書術の本で、感情の赴くままに思ったことを本に書き込むというテクニックが書いてあった本を読んだことがありますが、その方法だと、どの本のどこのページに書いてあったのか思い出せなくなるので、思ったことの記録という点では、ノートにまとめるのが良いのかなと思っています。
また、読書ノートに記録をつけていくことのメリットとして、
- 同じジャンルの複数の本の内容の比較がその場でできる。
- ○冊分の記録がたまったらノートを見返すと決めることで自然と期間を空けて復習することができる。
- 記録が積み上がっていくことで達成感を感じられる。
ということがあります。
<線を引いて本を読むべき場面、例外について>
ここまでの内容は、本に線を引いて読むよりも読書ノートをつけるべきということでしたが、当然例外も存在します。以下の2つの場合はむしろ線を引いて読むべきです。
まず、自分にとって特に価値のある本。特定の本をバイブルのように過剰に持ち上げろという話ではなく、「この本おもしろいな。また読みたいな。」という軽い気持ちでいいのですが、そういった本があった場合、複数回読むことが前提で読書を進めていくわけなので、線を引くことで次に読むときの目印となります。
次に、内容が難解な本。内容が難しいと感じたときに読了を断念するのも一つの選択ですが、内容を理解してこそ気持ち的な読了感を味わえる、とも言えます。その場合、何周か本を読み返すことが必須になるわけですが、1回目に読むときに難しいと感じたこと、意味を知らなかった語句について記録しておくことで次に読むときの手助けになります。
これらの2つはいずれも複数回読むという共通点があります。線を引くことが一概に悪いわけではなく、目的を認識した上で、テクニックとして、適切な場面で活用するのが良いのかなと思います。
<最後に>
ここまで、学習目的の読書を題材にして記事を書いてきましたが、その一方で読書を楽しむという考え方も大事だと思います。どういう気持ちをもって読書をしたとしても、結局楽しくないと続かないですよね。知識を得て、実践して成長していくのは面白いと私は思いますが、そううまくいくことばかりでもないとも思います。あまり堅苦しく考えすぎずに、楽しく本を読むという発想も大切にしたいですね。
それでは。
デジタルデバイス内の掃除をしてみよう
あけましておめでとうございます。新年を気持ちよく迎えるために、年末に大掃除をした人も多いかと思います。私も掃除をしましたが、普段あまり意識して片付け、整理していないものがあることに気づきました。それは、スマホやパソコンといったデジタル機器の掃除です。
埃や汚れを掃除するという感じではなく、今回はデバイスの中に気を配りたいのですが、皆さんはスマホのデータの整理整頓をしたことがあるでしょうか?おそらく、やったことがない、あるいはやらないと困るまでやらないという人が多いのではないかと思います。
本記事では、私が最近実践したデバイス内の掃除について要点を抑えながら説明していきます。
<スマホの中の掃除>
スマホのホーム画面を見てみて下さい。入れてみたけど、あまり使っていないアプリはないでしょうか?中には入れたものの1回も起動してないアプリがあるかも知れません。(私はありました。笑)
そのようなアプリは実体があるものではないので、部屋に物が増えるのとは違い、増えてもなかなか片付けようという気にはなりません。しかも無料のアプリであれば、「気になったからとりあえず入れておこう。」という軽い気持ちでインストールしてしまいます。
使っていないアプリは基本的にはアンインストールするのが良いと思いますが、いつか使うかもしれないと思って、消すのを躊躇してしまう場合もあるでしょう。
この場合、スマホにはアプリを「隠す」機能が搭載されていることが多いので、それを活用してみることをおすすめします。iPhoneなら、「APPライブラリから検索」という項目からあまり使わないアプリも検索することでアクセスできます。PCのスタートボタンを押して、アプリを検索するようなイメージです。
アイコンを長押し→ホーム画面から取り除く
取り除いたアプリはAppライブラリから検索できる
SNSについてもこの機会に見直してみてはどうでしょうか。具体的なチェックポイントとしては、
・1年以上使っていないアカウントが残っていないか。ある場合はログアウトや削除をする。
・タイムラインに流れてきて、鬱陶しいと思いつつもそのままにしていたアカウントのフォローを外す。
・プロフィール欄で以前と変わったことがあれば更新する。
このようなポイントを意識して整理してみて下さい。私はYouTubeをよく見るのですが、チャンネル登録をしているけれど、興味のなくなったチャンネルの登録解除や、とりあえずという気持ちで「後で見る」のリストに入れた動画を整理しました。
メールにおいても同様に、メルマガの購読のように登録をしたけれど、興味がなくなったものの購読停止や、通知が来るたびに鬱陶しいと思っていたアドレスからのお知らせを来ないようにするといった形で整理してみることをおすすめします。
また、写真についても、
・一時的に保存しておいたスクリーンショット
・ボケている写真
のような写真を見直してみましょう。
スマホ本体の容量の空きを確認してみると、使っていないアプリや消すべき写真が残っていることで容量を圧迫しているかもしれません。一度見直してみてください。
<まとめ、感想>
今回はデバイス内の掃除というテーマについて書いてきました。私は普段から家の片付けをやっていて、空間的には綺麗な部屋だと自分で思っていましたが、デジタル機器の中は結構散らかっていることに気づきました。定期的に整理するのが1番良いですが、大掃除という形で、機会を見つけて全てやるというのでも良いと思います。今回の記事で一つでも気になる項目があったら、是非実践してみてほしいです。
それでは。
【VS通販】実店舗は必要あるのか、使うべき瞬間は?
以前よりも外出する機会が減り、オンラインで買い物を済ませるというシチュエーションが増えた人も多いのではないでしょうか。私自身、買い物をすることが好きなのですが、外出することなくインターネットだけで買い物が完結することの快適さをしみじみ感じています。
しかし、ここまでオンラインショッピングが普及してきても、依然として実店舗は存在しています。素人目線で考えると、通販への参入障壁は様々あると思いますが、維持費や営業時間を考慮すれば、理論上はネットのみで完結したほうが良いのではないかと思ってしまいます。ここには様々な事情や理由があると思いますが、今回は私達消費者の視点から見て、実店舗を使うべきシチュエーション、メリットを考えていきます。
目次
1買ってすぐに使える
まず、パッと思いつく実店舗を利用する利点は、買ってから荷物が手元に届くのを待つ必要がないということでしょう。通販サイトだと最も早くても、Amazon Primeのお急ぎ便で翌日配送とかではないでしょうか。中には買った当日に届くサービスもあるようですが、一部の地域限定だったりするので、広く普及しているとは言い難いのが現状です。
買うものの部門別で考えてみると、特に食品に関しては、オンラインショッピングだけで完結させるにはまだまだ時間がかかりそうです。その点で、実店舗であれば、すぐに必要なものがあるときに購入できるというメリットは大きいと思います。
しかし、裏を返せば、ドローン技術の発展等によって当日に届くサービスが一般的になれば、実店舗が今以上に減っていく可能性もあるということが言えそうですね。
2インターネット上の悪いレビューに惑わされない
以前、通販サイトでのレビューについての記事を書きましたが、悪い評価が私達の購買意欲に与える影響は、思っている以上に大きいです。私は、悪い評価を見たことによって買うことを断念した商品が何個もあります。実店舗で買って普通に使えていた物のレビューを見たら、低い評価が多くて驚いたという経験を最近したのですが、この経験から、レビューを鵜呑みにした結果、慎重になりすぎて購入しないのも考え物だなぁと感じました。
実店舗であれば、耐久性など長期的な判断はできませんが、五感を利用することで、限定的ではありますが、自分自身で体験することができます。
例えば、嗅覚を利用して、好きな匂いのアロマを探したり、視覚を使って、大きさやサイズ感、素材の質感を確かめたりできるわけです。
3買い物を先延ばしにしない
「買い物を先延ばし?買うことに慎重になって購入を見送るのは悪いことではないのでは?」と思う方もいると思いますが、生活に必須なティッシュやトイレットペーパーなどの消耗品は買いに行くのが面倒くさいと言って買うことを後回しにしていては、必要な場面で困ってしまいますよね。他にも、今使っているものに何かしらの不便を感じているのに、買い換えるのが億劫で不便なまま使い続けているという経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
これらのシーンでは、実店舗に足を運ぶことで解決します。買い物を先延ばしにする人はお店に行くのも億劫に感じるはずだ、と言われればその通りなのですが、食品を買いに行くついでに買ったりできるので、ネットショッピングよりはハードルが低いと思います。
不便を感じつつも、今使っているものを使い続ける、というケースで例えば、椅子などの比較的高い物を購入する場合、店舗に足を運んで試座してから買いたいと思いますよね。このときも、せっかくここまで来たのだから、今決めてしまおう、と思って購入に踏み切れる可能性が高いです。以上の点から、実店舗に行くことで先延ばしを減らすことができるとお分かり頂けたでしょうか。
なお、生活に必須な消耗品については、一回登録すれば、設定した期間毎に届いて、少し割引もされるAmazon定期便がおすすめではありますが、最初の登録が面倒くさいと思われる方、インターネットに苦手意識がある方は、今回の優位性を踏まえて実店舗でのお買い物が良いかと思います。どこで買い物をするか、それぞれの良い点、悪い点を把握したうえで、自分に向いている方を使ったり、時には使い分けたりできるのが理想ですね。
<実店舗の未来>
ここまで、実店舗の良さ、利用するメリットについて考えてきましたが、実店舗の数が昔よりも減ってきているという現状もあります。オンラインショッピングが今以上に発展すれば、いつの日か実店舗のほうが珍しくなるのかもしれません。私個人の意見ですが、実店舗はなくなってほしくないな、と思います。私は買い物はその場所にいくこと、お店の人とのコミュニケーションをとること、全部含めての体験が実店舗での買い物の魅力だと考えています。今回、記事を読んで下さり、皆さんはどのように感じましたか?日常の些細なことを考えるきっかけを提供できていましたら幸いです。
「ネットの情報に信憑性がない」は本当か
インターネットなしでは生活できない社会になって久しいですが、時折、ネットに書いてあったことは信用できない!や、ネットに書いてあった内容が嘘だった… といった発言をときどき耳にしますね。ですが、これってそんなに日常的に起こることでしょうか?多くの人はネットの情報をある程度は信用しているから使っている、もしくは嘘が含まれている可能性は理解しながらも、それ以上に便利だから使っているわけですよね。今回は、ネットの情報の信憑性、私達がなぜある程度安心して使うことができるのか、仕組みについて深掘りしていきます。
<ネットは怪しいと言われる理由>
主に次のようなことが挙げられると思います。
1誰が書いているかわからない
2怪しいサイトが存在する
3人によって言っていることが違う
<誰が書いているかわからない>
まず1について。インターネットの信頼性についてよく言われる批判として、誰が書いているか分からないから信用できない、というものがありますね。これについては、個人or企業という観点で考えると良いかもしれません。企業であればその企業が発信したい内容が書かれていますね。個人の場合、自分でサイトを持ち、継続的に発信しているケースもあれば、SNSでの単発的な発信が検索されてヒットしたものを見る場合もあると思います。
ここで、信頼性という面について考えたいのですが、結局、発信元が信頼できれば、その情報も概ね信頼して良いと言えるとのではないでしょうか。(個々の情報についての例外は後述)
発信者視点で考えてみると、誤った内容を発信した場合、それが発覚した際に、発信者の信頼が大きく損なわれることにつながりますよね。
それが企業であれ、個人であれ、発信の際には常に信頼損失のリスクが伴うわけです。一度失った信頼を取り戻すためには、多くの時間が必要であり、極めて困難です。
それを認識している人や企業の情報であれば、自然と信頼できる情報に繋がっているのではないでしょうか。これに関しては、「だからネットの情報は信用していい」、と言えるわけではなく、いくつか問題があります。
まず、発信者に嘘をつく意図がなくても結果的に間違った情報を流してしまうケース。この場合、発信者がどう思っていようと、嘘が広まってしまえば、そのサイトや発信者への信頼は損なわれるでしょう。そしてこのケースの厄介な点は、それまで信用できると思っていた人やウェブサイトからも間違った情報が出てくる可能性は全然あるという点です。正確な情報を届けようと心掛けていてもミスがゼロになるわけではありませんし、私たちも信用できるサイトだからといって鵜呑みにしてはいけません。
次に、間違ってはいないけれど、誘導の意図があるケース。情報自体は間違っていない場合でも発信者に誘導しようという意図があった場合、受け取る側の私たちが気を付けていないと扇動されてしまう危険性があります。これは政治とかの情報を調べようとするときは特に注意した方がよいです。情報は間違っていないので、問題が明るみに出ることは少ないかもしれませんが、こういう誘導しようとしている場合の方が注意していないと簡単に引っかかってしまいます。
上記2点のように発信者が信頼できれば、情報も信用できるという理論には問題がありますが、いずれも後述する2の対処法の項目で対応できます。
<怪しいサイトが存在する>
次に2について。情報リテラシーが十分に身についていない人が、ネットの情報を鵜呑みにして、騙されてしまったというケースや、高額な情報商材を買って後悔したというケースはよくあります。確かに、不安やコンプレックスを言葉巧みに煽って、悪質な情報商材を販売している人は存在します。
しかし、ここでも、「だからネットは怪しい」と結論づけるのは早いです。なぜなら、このような連中がいたとしても、インターネットそのものが悪いわけではないからです。人が包丁で刺されたとして、悪いのは包丁ではなく、刺した人自身です。これと同じで、インターネットを悪用する人が悪いのであって、インターネット自体に何ら問題はありません。じゃあ、悪用する人たちは野放しのままでいいのか、という話になりますが、これについては、ある程度対策が可能です。
具体的には、特定の物事を調べるときには、複数のサイトを比較する癖をつける、キーワードの後に続けて良い表現、悪い表現の両方をつけて検索し直すことがおすすめです。
これをすることで、しないよりも客観的、多面的に判断ができます。項目1の問題点もこれである程度解決できるはずです。
また、もしインターネットを悪用する人たちによって騙されてしまった人がいたとしてもインターネットの良い面でもあり、悪い面でもある、「情報がすぐに広がる、一度広まったらほぼ取り消せない」という特徴がここでは良い方向に働きます。被害が出たとしてもそれがすぐに拡散され、悪用する人たちは同じサイトや個人のページで同様の手口を使うことは難しくなるでしょう。
以上の2点、検索方法の工夫による慎重な判断、インターネットの情報の拡散性によって、怪しいサイト、業者をある程度は抑制できるはずです。
<人によって言っていることが違う>
最後に3について。先程の複数の視点で調べる方法を活用したときに、「人によって言っていることが違う。」と思う場合があるかもしれません。その結果、やっぱりインターネットの情報は信用できないと思う人がいてもおかしくはないです。
ここで大事なのは意見か事実か、という考え方です。意見であれば人によって違うのは当たり前ですし、事実ならばそれをもとに最終的な判断は自分ですればいいですよね。この、意見と事実という視点、当たり前なようで、意外と意識している人が少ない気がします。調べる前に自分が知りたいのは意見なのか事実なのかを自分で認識しておくのがいいでしょう。
また、事実をもとに主張しているケースには注意が必要です。根拠がある発言なら良さそうですが、その事実が正しい→主張も正しい、とはならないからです。先程も書いた通り、意見は人によって異なるものですし、その人の言うことを鵜呑みにするのではなく、それを見た自分がどう思ったかを重視するべきです。自分で考えて出した結論なら、事実をもとにした主張に対しても、この部分は賛同できるが、ここについては反対だ、みたいな結論になることもあるでしょう。鵜呑みにせずに自分で考える姿勢は何においても重要だと思います。
その他の注意点として、極論には気をつけるべきだ、ということも覚えておいてください。私達は知っている情報が少ないと、極端な意見に流されてしまいがちです。なぜなら、極論は、わかりやすいし、聞いていて気持ちが良いから。
調べごとをしていて、自分の中で少し引っかかるような主義主張を見かけたら、一度立ち止まってみましょう。
<まとめ>
以上の3つの項目について、ネットの情報が怪しいと言われる理由に対して、どうすれば安心して使えるか、どのように対策してネットを活用すれば良いのか私なりの意見を述べてきました。私の「インターネットの情報は怪しい」という考えに対する結論は、怪しいかどうかよりも、自分で考える力を身に付けて、上手に使っていけばよい、って感じです。むしろ、この先のIT化の流れを考えると、インターネットと全く関わらずに生活することは不可能なので、上手に使っていくこと以外に選択肢はないでしょう。
怪しいかどうかを明確にしないと答えになってないぞ!っていうご意見もありそうですし、論点のすり替えみたいになってしまったことは、申し訳ないですが、安易にネット上の一意見に結論を委ねるのは良くないです。本記事を読んでどう思ったか、本記事の内容を踏まえてどうインターネットと向き合うかを是非考えて頂きたいです。
それではまた。
【ネットショッピング】レビューは見る価値があるのか?おすすめの活用方法も紹介!
Amazonや楽天といった通販サイトのレビューってありますよね。これ、皆さんはどのくらい活用してますか?習慣的にレビューを見る癖がついている人もいると思います。レビューは見なくても評価件数や、5つ星評価の星の数を参考にして商品を購入する人もいるのではないでしょうか。
自分はかなりレビューを見ている方なのですが、これまでの経験から、レビューをどのように活用すればよいか、レビューの良い点、悪い点についてお話していこうと思います。
目次
良い点
①買おうとしているものは本当に必要なものか吟味する時間が取れる
②事故を防げる
③買うときの後押しになる
<①買おうとしているものは本当に必要なものか吟味する時間が取れる>
レビューを見ることで衝動買いを防ぐことができます。防ぐ、って聞くと衝動買いは悪なのかって話になりますが、明確な根拠なく、直感を頼りに買い物するのはギャンブルに近いものを感じます。
衝動買いをするときには、何かしら強く惹かれる要素があるわけですよね。これ、裏を返せば買ったものを使っていく中でその一点に飽きたら終わりなんですよね。結果的に衝動買いをして良かったと思う場合もあるかもしれませんが、大抵の場合、他の類似品と十分な比較ができていないため、後悔することのほうが多いような気がします。
商品へのときめきを頼りに、思い切って買い物をするのもたまにはいいですが、日常的に衝動買いを繰り返していると、買って後悔した時の精神的な負担や、金銭的負担が増えるのではないかと思ってしまいます。この、衝動買いを防げるという点でレビューを見る意義はあるのかなと思います。
<②事故を防げる>
レビューというのは、基本的に、先に買って商品を体験している人の意見ですよね。(後述するように、例外はありますが)これを別のことに例えると、大人が子供に自分のかつての経験を話すようなものだと思うんですよ。これも、基本的には聞いておいたほうがいいことのほうが多いですよね。
レビューを見て、買って失敗したという人が多ければ、皆さんはおそらくその商品を買わないと思います。その商品を買って本当に不具合が起きるかは分かりませんが、少なくとも同じ轍を踏むことはなくなります。
<③買うときの後押しになる>
買おうか迷っている商品があるとして、肯定的なレビューを見たことがきっかけで商品を購入したという経験がある人もいるのではないでしょうか。結果論ではありますが、レビューのおかげで良い買い物ができたことになりますよね。
悪い点
①時間を浪費する
②体験の機会の損失
③レビューの信憑性への疑問
<①時間を浪費する>
私は何かネットで商品を買う場合、ほぼ毎回レビューを見てから買うのですが、レビューを見るのって面白いんですよね。この価値観がどれだけ共感してもらえるか分かりませんが、共通の趣味について友達から話を聞いている感覚なんですよね。気になっている物についての意見を他の人の視点で聞けるってのはほんとに有益だと思います。
しかし、これは裏を返せば見始めたらキリがないという問題点にも繋がります。Amazonをみていると、関連商品を紹介されることがあると思うんですけど、この辺のシステムはユーザーの興味を引くために本当に上手に作ってあるなぁと思います。スマホ疲れなんて言葉がありますけど、ちょっと買い物するだけのつもりだったのに、気づいたら、時間を使いすぎていた、なんてことになりかねません。
<②体験の機会の損失>
レビューを見て買い物をすることは多いですが、私の場合、レビューを見たことをきっかけに買ったものよりも、見たことで買わなかった商品のほうが圧倒的に多いんですよね。そのせいで買おうと思っていたジャンルの商品を結局いつになっても買わないままってこともあります。不便な状況を改善するために買い物をしようとしていたとしたら、何も買わないせいで不便な状態が続いてしまうわけです。
また、ネガティブな意見を見たことの影響って思っている以上に強いんですよね。日常生活の中で称賛されたことよりも悪口を言われたことのほうが記憶に残っているという経験がある人も少なくないのではないでしょうか。
ネガティブ意見があったとしてもあくまでその商品への一つの意見、個人の感想であるはずなのに、悪いレビューを見たせいでその商品のイメージ自体も悪くなってしまいます。
とはいえ、レビューを見ることで一歩立ち止まって考える機会ができるので、前述の衝動買いを防げるという利点は大きいと思います。
<③レビューの信憑性への疑問>
レビューという言葉を聞いていいイメージばかりを持つ人はそう多くないと思います。サクラレビューや企業内部からのレビューみたいなマイナスなイメージを持っている人もいるでしょう。これらのレビューは日本語が不自然な場合や抽象的な内容で全肯定している場合などが散見されるので、見分けることはできなくないですが、レビューの数からくる安心感へ貢献している点や、見かけ上の高評価の数など厄介な側面は多いです。
また、商品ではなく発送の不備のような本質から逸れた内容のレビューもあります。これも一つのネガティブレビューなので、購入意欲をそがれる可能性はあります。
そしてレビューというものは主観であることを考慮するべきです。購入してから何か月という事実や、使用頻度、使用環境のような具体的な要素を記載してくれている人もいるのですが、大半の人は主観的な意見のみ書いています。
もちろん、レビューというものは意見を書く場なので、それ自体は何も問題がないですが、これを念頭に置いた上で見ることは非常に重要です。なぜなら、レビュアーの企業に対する個人的な好みがレビューにバイアスをかけてしまう場合があるからです。
例えばですけど、レビュアーが、ある企業の商品は不具合が多いイメージがあるなーと思っていたら、商品の悪い面ばかりがみえてしまい良い部分があっても気づけない、なんてこともありそうですよね。
レビュアーの人たちがどのような状況でレビューをしたか、その背景までを知ることはできませんが、受け取る側の私たちがレビューは主観的なものであるという、当たり前の前提を再度認識して、活用していく姿勢が大切だと思います。
まとめ
ここまで長々と書いてきましたが、結局、レビューとの一番良い向き合い方は、ありきたりな結論ではありますが、場合によって使い分けることなのかなと思ってます。買ってから、この先長く使っていこうと思っているものに対しては、レビューの悪いところを踏まえた上で時間をかけて見ていく、他方、日用品、消耗品、安いものなどは、レビューを見ずに目に留まったものをサッと買う、のように使い分けるのがベストな気がします。
これって、外出してお店で買い物するときも本質的には同じですよね。時間をかけて、じっくりと悩んで買い物するときは、実際に持っている友人とかから話を聞いたり、店員さんに意見を聞いたりすると思います。実際の店舗かネットかで空間が違うだけで、ここでも場合によって行動を変えることが結局、一番良さそうですね。
また、レビューに期待しすぎないっていうマインドも大事だと思います。今回記事を書いていて、私はレビューをかなり重要視している節があるなと自分で思いました。ネットで買い物する人の中にはレビューなんてほとんど見ない人もいるでしょうし、見るにしても話半分くらいに軽く流し見ている人もいるはずです。そういう人たちのように気楽な気持ちでショッピングを楽しむ姿勢が大切かもしれませんね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。皆さんに考えるきっかけを提供できれば幸いです。
それでは。
「時短」をすることにはデメリットも存在する
時間はお金より大切だ。時間を節約すべきだ。これらのことは、生活を豊かにしようと日々自己研鑽をしている人たちの間では、もはや常識のような概念です。
このような、ある意味盲目的な時間信仰の風潮がある昨今ですが、「時短」にはメリット以外にデメリットも存在するのではないか、というのが本記事のテーマです。
それでは解説していきます。
目次
問題点1 時間を有効に使えるとは限らない
・洗濯物を干すのは時間の無駄だから、乾燥機付き洗濯機を買うべき!
・ちょっと遠くまで行くのには歩くよりタクシーを使ったほうがいい。
このような主張を聞いたことはないでしょうか。
上記のことを実行すれば、多少お金はかかったとしても、確かに時間は節約できますね。では、お金をかけてまで捻出したその時間、本当に有効活用できるのでしょうか?
休憩をとる、ゆっくりするなどは「空いた時間でやろう!」と思ってやるのは問題ないですが、やるべきことがあるのに、だらだらしてしまっているくらいなら、お金もかかりますし、時短しないという選択肢も出てきます。
このような場合の対処法としては、空いた時間にやることリストを作ることがおすすめです。
5分、10分といった短い時間でも、積み重なれば大きいですよね。集合して作業すれば結構進むかもしれません。
また、時間がありすぎると逆に作業が捗らないということもあるかもしれません。
仕事がない休みの日。学生であれば、学校のない休日。やりたいと思っていたことがあっても時間があると思って先延ばしにしてしまった経験、皆さんもあるのではないでしょうか。
この場合にも事前に計画を立てて行動することで、なんとなく過ごしていたら1日が終わった…ということは少なくなるはずです。
問題点2 経験が減る
物を買うより経験を買うべきだ!という意見を聞いたことはありませんか。こう言われる理由は、物を買ったときの喜びみたいな感情は、買ったときから減っていくのに対して、お金を払って体験したことは、時間が経過するにつれ、良かったことの記憶として蓄積されていく傾向があるからです。過去の記憶は都合のいいように書き換えられるという特徴も関係しているかもしれません。
上記の例からも経験をすることの重要性が分かるかと思います。
時短をすることで確かに空いた時間を生み出すことはできますが、それと同様に、それをすることで得られたはずの経験ができなかったとも言えますよね。
一期一会という四字熟語がありますが、人だけでなく、物、経験においても同様のことが言えるのではないでしょうか。何気ないことが、思わぬ展開につながったりすることがないとは言い切れません。
「洗濯物を干す」のような生産性のない労働をするのは時間の無駄だ。
という意見はもちろんあると思います。
しかし、インターネットの普及によって、日常的に注意散漫になりがちな現代の私達にとって、一見無駄なことに思えることに、意識して集中する時間が少しあってもいいのではないでしょうか。一つのことに集中して取り組む時間を作ることが、新しい発見、気付きにつながるかもしれません。
まとめ
時短のデメリットについて解説していきましたが、私は時短がダメなことだとは一切思いません。むしろ積極的にしていくべきだとも思っています。
今回の記事で言いたかったことは、メリット、デメリットを踏まえた上で、時短をするべき、ということです。
とは言いつつ、時短はやはりメリットのほうが明らかに多いと思います。しかし、いい面、悪い面を把握して、多面的に物事を見るのは大切だと思い、デメリットの観点から記事を書きました。
2つの面を把握した上で上手に時短していきたいですね。
本記事を読んで下さった皆さんに、考えるきっかけを提供できたら嬉しいです。