本を読むのが上手くなる?読書法の本を徹底比較!
生産性を上げるため、知識、教養をつけるために読書をする人は多いと思います。
本を読みたいけれど、時間がない!っていう悩みもあるあるですね。そこで今回は読書法の本である、
「死ぬほど読めて忘れない、高速読書」
と
「頭がいい人の読書術」
の2冊を比較しながら、意見や感想を交えて紹介していこうと思います。
<本の要点>
読書法の本ということで、テーマは似ていますが、主張はそれぞれ少し異なります。
高速読書は目的を持って読書をすれば要所を押さえながら深く読めるといったことで、それに対して、頭がいい人の読書術では、読書は好きなように読めばよい!速読でも熟読でもOK!といった主張になっています。
<目次について>
本を読む上で、内容を体系的に把握したり、読むべき場所を絞ったりするのに、欠かせない目次。
しかし、高速読書では、本を読む目的が明確になっていれば、目次や後書きは読む必要がないという考えです。
個人的な意見を言いますと、目次は立ち読みで興味がある本か確かめるとかの使い方がおすすめです。
しかし、高速読書では、後述テクニックのように三周読み、全部読むという前提があるようです。そこで、興味がないところは読み飛ばしていく感じです。
<本を読むときのテクニック>
本を読んでいく中で著者の考え方やノウハウというのは数多く記載されていますが、ここで大事なのは、当たり前ですが、学んだことを行動に移さなければ生活はよくならないということです。
そこで、今回の2冊では読んだ直後から、実践しやすいテクニックが多数あります。気になったものをいくつか紹介していきます。
まず高速読書からですが、本書では30分で1冊読むことをモットーにしています。別の場所で読む、1回目15分、2回目10分、3回目5分がポイントです。
1周目は、全体像を把握、ペンで殴り書きしながら、気になったところに、ドッグイヤー、付箋、2周目はそこだけ読む。3周目は通し、といったイメージです。
タイマーではかるのが時間を常に意識しながら密度の高い読書ができるので本書でもおすすめされています。
実際にやってみるとわかりますが、漠然と時間を過ごすよりも、明らかに記憶への残り方が変わります。
また、目次を読むことは推奨されていませんが、本のカバーと帯はチェックするのを勧められています。
確かに、本で言いたいことが端的まとめられているという点では帯に勝るものはないですよね。あの狭いスペースで最大限本の良さを伝えないといけないので。
しかし、ここで注意するべきなのは、帯には基本的にいいことしか書いていないという点ですかね。批判的な意見はレビューを見てみたり、自分で書き出したりすると良いと思います。
あとは、読書ノートの取り方ですね。
高速読書では、下の写真のように、目的、読んだ本、エッセンス、行動プランにわけて書きます。
本を読んだだけで、終わらない、そして自分に身近な行動に落とし込めるのが良いところですね。
次に、頭が良い人の読書術ですが、本の隠れたテーマを探すと良いようです。
ビジネス書では特に顕著ですが、1つのテーマから派生して本が進んでいきますよね。当然、そこを押さえれば本は読みやすいと思います。
また、本書では、楽しく読書をすることをモットーとしているようです。
ですので、読んでいて辛くなるような本は読まなくて良いそうです。その基準として、一章を読んであれ…?って思ったら、もうその本は読まなくて良いってことですね。
また、具体的な技として、本の上3分の1を読んで読み進めていく、3分の1リーディングが推奨されています。実際にやってみると、不安感はありましたが、内容の大枠は掴めて、案外いけるもんだなと思いました。
2冊で共通した主張としては、本はどんどん汚して読もうということが挙げられます。できるだけ、ひらがな、記号などでそのときの感情を思いのままにというところがポイントです。
<まとめ>
2冊の読書法の本を比較してみましたが、いかがだったでしょうか。本のレビューや要約はやってみたかったのですが、2冊同時並行となると結構大変ですね。(-_-)zzz 気になった方は、ご購入を検討してみて下さい。
それでは。( ^∀^)