【1冊で人生が変わる】時間術大全を要約、解説
こんばんは。あまみつです。今回は、「時間術大全」という本を紹介しようと思います。
元々は洋書で、これは、和訳版のようなのですが、やはりタイトルに惹かれますよね。
時間は最も重要な資産であるみたいな言われ方をすることもありますね。
そして、この「時間」というジャンルについて書かれた本は数多く存在しますが、この本は、それの大全なのです。
ここで、大全という言葉について調べてみました。
十分に備わり欠けるところがないこと。完備すること。
こんなん、この一冊読めば勝ちですやん…😚
これは期待大です。
そして、著者は、GoogleとYouTubeの開発に関わった方々だとか。お2人とも時間に振り回される生活を経験しており、そこから考えられた効率化のテクニックやアイデアが本書にはつまっています。
私たちの生活に今や欠かせなくなったこれらのアプリの製作者は、時間をどう捉えて、どんな生活をしているんでしょうか。早速見ていきましょう!
<大まかな4ステップ>
本書では、
- ハイライト
- レーザー
- チャージ
- チューニング
という4つの段階に沿って進行していきます。
簡単に解説しますと、ハイライトとは、1日を通して、これだけはやりたい!と思うその日の目標のようなものです。
レーザーは、誘惑(本書では無限の泉と呼ばれている)を断ち切り、いかに集中したフロー状態を作り出せるかについて。
チャージは、レーザーで使ったエネルギーをどうやって取り戻すか。
チューニングは1日を振り返って、よかったところ、悪かったところを見つめてみて、次はどうするってやつですね。PDCAのcとかaです。やることは単純。
この4ステップを毎日実践できるのが理想ですが、普通にやってたら、無限の泉に吸い込まれそうです。
そこで、本書で紹介されているテクニックを駆使して、うまく1日を過ごせるようになることとがゴールですね。
今回は、ハイライト、レーザー、チャージについて、個人的におすすめの戦術を1個ずつ紹介します。チューニングについては、最後に補足したいと思います。
<ハイライト>
ハイライトの戦術は、いかにして1日の中での最重要項目をやりきるかについてですが、中でもおすすめしたいのが、
「ハイライトを予定に入れる」
です。ここで言う''予定''とは17:00から、○○をこれだけ勧めるとかの具体的な時間とやることを指します。
これをやることで、前の日の夜や、朝一番に、ハイライトを決めても、なかなか時間が取れずに1日が終わった…なんてことにはなりません!
この''予定''の力は思っているよりも強力で、私が実際にやってみたときも、普段なかなか手がつかなかったことでも、予定だし、やるかぁーってなることが多かったです。
例えば、歯医者を予約しているのに、今日は疲れたから行くのやめようかなーとは思いませんよね?
また、より効果を上げるために、家族や友人にsnsとかで宣言するのもいいかもしれませんね。
自分の気持ちだけではやりきれないことも、誰かに伝えることでうまくいかなかった時に罪悪感が生まれたりします。うまく生かしていきたいですね。
<レーザー>
流行りのアプリはどれも魅力的なので、つい時間を無駄にしてしまうこともありますが、その理由の1つとして、製作者の情熱があるそうです。
YouTubeとかだって、作っている側としては、ただひたすらに素晴らしいアプリを作ることに全力を注いでいるだけですよね。(結果として、その虜になって抜け出せない人がいることも事実ですが。)
ここで、紹介したい戦術が
「気が散らないiPhoneを試す」
です。
やることは簡単。無限の泉となるアプリを削除するだけです。そのあとで、メールやウェブブラウザも使えなくします。
つまり、だらだらの原因がある状態から、なにもない状態をデフォルトにするわけですね。
最初は抵抗がある方もいると思いますが、24時間、1週間、1ヶ月でもやってみることを本書では推奨されています。Twitterをログアウトしといて、必要なときだけ入るとかでもだいぶ変わると思います。
スマホに使われるのではなく、主体的に使う。
これ、言うのは簡単でも、やるのは結構難しいですよね。少しずつでも試していってみて下さいね。
<チャージ>
簡単に言えば、休息ですが、ポイントはどこにあるのでしょうか。本書では、人類の歴史を遡って人間の本能にフォーカスしています。
そこで分かるのは、私たちのテクノロジーが発達したのは、歴史全体からしてみれば本当にごくごく最近だということです。
突如普及したインターネットやその周辺機器を便利な道具として使いこなすばかりか、振り回されてしまうのも、これでは無理がありません。
そこで人間の本能に視点を向けるわけですね。長い間で培われてきた、ヒトとしての思考を使わない手はありません。
ここで紹介するテクニックは、
「歩きまわる」
です。
何を言ってるんだってなるかもしれませんが、歩くだけです。はい。
簡単なことのように見えますが、技術の発達により、車や電車、バスによって歩かずに移動することが、どれだけ楽になったと思いますか。
大昔にはこんな便利な乗り物はなかったはずです。当時と比べると、人間は歩くように生まれついているにも関わらず、歩いてなさすぎるのです。
急に大きな変化をしようとしなくても、ちょっと歩こうとしてみるだけでもいいのです。
電車を一駅前で降りて歩くとかやってみて下さい。リラックスして、パワーがみなぎってきます。
ちなみに歩くことでリラックスして、アイデアが浮かんでくるとかの副次的なメリットもありますね。
<チューニング>
本書の最後についているこの表を埋めるだけです。戦術のところとかは、本書で紹介されているもの以外にも、別の本で学んだことや、オリジナルで考えてやってみたことでもいいかもしれませんね。自分なりにアレンジを加えてやってみることをおすすめします。
ちなみに僕はこんな感じで表を作って習慣を管理してます。
おわりに
ビジネス書は、著者がすごい人で、紹介している内容をみても、自分にはできねぇよって思ってしまうようなテクニックが書いてあることもありますが、本書では、できない人を前提にして、わかりやすく、簡単なテクニックが多くありました。
本自体もイラストが多かったり、著者の2人の方が、戦術を比較する、戦術バトルのコーナーがあったりと、終始楽しませてくれる一冊でした。読みやすいので、気軽に手に取ってみてはいかがでしょうか。
それでは。( ^∀^)